図1 スピーチボールの動作画面例
1. 声色ボール【Speech ball】— coemiyell (母音編)
目的
母音を発声するときの口の動きや声の響き(声の音色)を画面上のボールの色や位置の変化として可視化し、自分の声を見ながら発声することで、安定した母音の出し方を身につける学習アプリです。
表示と仕組み
- 母音の声の響き(音色)は声道の共鳴周波数(ホルマント周波数)の組み合わせによって決まるため、アプリではこれを赤・緑・青の色に変換し、特有の色味を持つ声色ボールとして表示します。
- ボールは「色の輪(色相環)」の周りを転がり、母音の音色に応じて色や位置が変化します。
- 日本語母音だけでなく、すべての言語の母音は色相環の周りの特定位置に対応します。
学習効果
- 母音の響きと口の動きの関係が視覚的に理解できる
- ボールの動きが安定することで、母音の持続発声が身につく
- 発声練習の習慣化に役立つ
操作手順
- アプリのロゴをタップしてログイン画面を開き、ユーザIDとパスワードを入力して[Login]を押します。
- 発声者のグループ(大人男性/大人女性/子ども)を選択します。
- 日本語5母音の平均的な範囲を示す色の輪が表示されます。
- いろいろな母音を連続して発声すると、ボールが色相環の周囲をスムーズに回ります。
- [START]ボタンを押すとマイク音声に合わせてボールが動き、声の変化をリアルタイムで確認できます。
- [PAUSE]で表示を一時停止できます。[START]で再開します。
- [Logout]でアプリ選択メニューに戻ります。
注1:発声者グループは目安です。自身の声で安定して表示されるグループを選んでください。
注2:声の大きさに応じてマイクアイコンの濃淡が変わります。濃く表示されるくらいの大きさで長く引き伸ばして発声してください(例:「アー」「イー」)。
図2 母音構音マップの動作画面例
2. 母音構音マップ【Articulation map】— coemiyell (母音編)
目的
母音の発声に伴う舌やあごの位置・動きを構音マップ上で可視化し、正しい構音(発音)で安定した母音発声法を学ぶための学習アプリです。
表示と仕組み
- 母音の構音状態を、話者毎の違いを軽減した共通の母音空間(構音マップ)上の点(マーカー)として表示します。
- マップの横軸は舌の前後位置、縦軸は舌・あごの上下位置に対応しており、マーカー位置で構音状態を確認できます。
学習効果
- 舌やあごの動きと声の音色の関係を視覚的に理解できる
- 自発母音と目標母音の違いをマーカー位置で確認できる
- マーカーの動きを安定させることで、安定的な母音発声が身につく
操作手順
- アプリのロゴをタップしてログインします。
- 発声者のグループを選択します。(注1)
- 話者グループ毎の標準的な日本語5母音の範囲が背景に表示されます。
- [START]を押すと構音マップ上にマーカーがリアルタイムで表示されます。(注2)
- 目標母音領域にマーカーが来るように発声を調整し、安定するまで繰り返します。
- [PAUSE]で表示を一時停止、[START]で再開します。
- [Logout]でメニュー画面に戻ります。
注1:発声者グループは目安です。自身の声で安定して表示されるグループを選んでください。
注2:声の大きさに応じてマイクアイコンの濃淡が変わります。濃く表示されるくらいの大きさで長く引き伸ばして発声してください(例:「アー」「イー」)。
図3 声鏡の動作画例
3. 声鏡 【Voice mirror】— coemiyell (母音編)
目的
イントネーション(声の高さの変化)を意識しながら連続母音を安定して発声するための学習アプリです。
表示と仕組み
- 発声した声の高さ(基本周波数)に応じて、母音の音色で決まる色の帯の高さが変化します。
- 新しい声のデータは右端に追加され、右から左へ電光ニュースのように色帯が流れることで、連続して発声される母音の構音変化を可視化します。
学習効果
- 声の高さやイントネーションの変化が視覚的に理解できる
- 手本音声と比較して正しいイントネーションや声の高さの調整方法を学べる
- 母音の連続発声におけるイントネーション表現力が向上する
操作手順
- アプリのロゴをタップしてログインします。
- 発声者のグループを選択します。(注1)
- [START]を押すと画面右端から色付きの帯が現れます。帯の色が母音の音色、帯の高さが声の高さを表します。(注2)
- 母音を長く引き伸ばしたり音色・声の高さを変えると帯の色や形が変わります。
- [STOP]で表示を一時停止できます。最後の約3秒の構音状態を確認できます。
- [START]で表示再開、[Logout]でメニューに戻ります。
注1:発声者グループは目安です。自身の声で安定して表示されるグループを選んでください。
注2:声の大きさに応じてマイクアイコンの濃淡が変わります。濃く表示されるくらいの音量で発声してください。
4. こえトレ【Audio-Visual Vowel Trainer】— coemiyell(母音編)
目的
目と耳で正しい母音へ:目標となる母音と自分の発声の違いを、
マップ上のマーカー位置や補正された合成母音によって確認できます。
目で見て、耳で聞きながら目標の母音に近づけていく、
音声と表示を組み合わせた発音練習アプリです。
表示・再生と仕組み(図4)
-
目標母音の選択
平均的な母音の範囲が薄赤色の円で表示されます。
あわせて、選択した目標母音の合成音声が再生されます。
-
録音と解析
「録音開始」を押して発声すると、約3秒間録音された後、音声解析が行われます。
解析では、母音の特徴(口の開きや舌の位置に対応するホルマント周波数)と、
声の高さ(基本周波数)の平均的な値(中央値)が算出されます。
-
再生音声の確認
解析結果と目標母音との差をもとに、目標に近づけた約3秒の補正音声が再生されます。
この音声が、次の発声練習の目安となります。
-
母音マップの確認
発声結果は、母音マップ上のマーカー点として表示されます。
目標母音の位置との違いを、視覚的に確認できます。
-
改善の目安
舌の前後位置によってマーカーは左右に、
口の開き具合(口の開閉やあごの上下)によって上下に動きます。
マーカーが目標母音の位置に近づくほど、発声が改善されています。
学習効果
-
見て分かる発声チェック:母音のズレや発声のクセを視覚的に確認でき、
改善点がすぐに分かります。
-
聞いて覚える正しい母音:補正音声により目標とする母音の響きを耳で確認でき、
正しい発音を身につけやすくなります。
-
安定した発声と発音改善:再現性の高い発声方法が身につき、
語学学習や発音練習に幅広く役立ちます。
図4 こえトレ(Vowel Trainer)動作画面例
操作手順
-
話者種別・母音体系を選択(図4-1)
・「子ども/大人男性/大人女性」から、自分に近い声のタイプを選びます。
・「日本語/英語(長母音)/英語(短母音)」を選ぶと、その母音体系のマップが表示されます。
※現在は、日本語母音に固定しています。
-
目標母音を選択(図4-2)
・練習したい母音(目標母音)の楕円部分をクリック(またはタッチ)します。
・その母音の合成音声が約2秒間、再生されます。
※音の高さは、選択した話者種別に応じた平均的な高さです。
-
発声を録音(図4-3)
・[録音開始]ボタンを押すと録音が始まります。
・②で再生された音を参考に、口の開きや舌の位置を意識しながら、
母音を一定に発声してください。
※録音中は赤ランプに変わります。
-
結果を確認(図4-4)
・録音終了後、数秒でマップ上にマーカーが表示され、
同時に合成母音が聴こえます。
※マーカーは、目標母音に近づくための次の目安となる位置を示します。
※合成音声は、録音音声の平均的な特徴と目標音声の特徴から計算された補正音声です。
・さらに目標音声に近づけたい場合は、③④を繰り返します。
-
別の母音を練習
・目標母音以外の場所をクリック(またはタッチ)すると母音体系マップ(図4-1)に戻ります。
・別の母音を選び(②)、同じ手順(③④)で練習します。
-
終了
・練習を終えるときは、[Logout]ボタンを押してください。
注1:発声者グループは目安です。自身の声で安定して表示されるグループを選んでください。
注2:声の大きさに応じてマイクアイコンの濃淡が変わります。
濃く表示されるくらいの音量で発声してください。